5分で解説『EAA 美肌ダイエット入門|小西 伸也』

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最近はムキムキになるのが目的ではなく健康増進を目的でプロテインを飲む人が増えてきた。

今回の書籍ではそのプロテインよりも効率的に美肌、健康を実現できる可能性のある「EAA(Essentioal Amino Acids)」についての効果や利用法をまとめたものだ。

本書を読むことでプロテインの弱点のようなものも見えてくるだろう。

すでにプロテインを愛用しているひとは必読だ。

著者|小西 伸也

著者・小西 伸也先生は東京にて治療院・楽道を経営。同時にFacebookでは栄養素によって根本から病気を改善するミガビタミングループを主催、現代医療では改善しなかった多くの患者さんを完治に導いている。

爪や髪はもちろん皮膚や胃腸にいたるまで人体はタンパク質でつくられるという考えから、高たんぱく質食が重要という理論をもとにこれまではホエイプロテインで高タンパク状態を実現していた。しかし、近年はさらに効率的に吸収できる栄養補助食品として『EAA(Essentuial Amino Acids)』着目。本書ではこのEAAについての利用法をまとめたものとなる。

EAA(Essential Amino Acids)

EAA(Essentuial Amino Acids)とは「必須アミノ酸」の意味。

必須アミノ酸(EAA)と非必須アミノ酸のイメージ

タンパク質を構成する20種類のアミノ酸は”必ず食物から摂取しなければならない「9種の必須アミノ酸(EAA)」””人体でつくれるので摂取しなくても問題ない「11種の非必須アミノ酸(non-EAA)」”の2種類に分類される。

そして前者9種の必須アミノ酸のみを抽出した健康補助食品が「EAA」となる。

EAAを利用することで、健康な人はさらに健康、美肌感を体感することが本書の狙いだ。非常にワクワクするではないか!

「EAA 美肌ダイエット入門」で注目した4つのポイント

ここからは「EAA 美肌ダイエット入門」のなかで学び、参考になった部分を引用しながら解説していきたい。

EAAの必要量はプロテインの半分でOK

プロテイン100gとEAA50gも同じアミノ酸量になります。

引用:EAA 美肌ダイエット入門

EAAの優れている点は、すでにアミノ酸まで分解されているため、すべてが効率的に吸収されるというところだろう。

例えばプロテインはさらに各種アミノ酸まで分解する必用があるため、実際のところ利用率はかなり低い。卵は1つ6gのタンパク質を含むが1gしか利用できていない場合もあるようだ。

しかしEAAはすでに分解する必用がないアミノ酸なので、超効率的にタンパク質合成に利用できる。その違いについて小西先生は「EAA50gでプロテイン400gくらいの効果を感じる」と伝えている。

価格面に関してEAAはプロテインに比べ1.5~2倍ほどするが、いままでの半分の量で足りるので経済的負担はそこまで大きくならない。

EAAは痩せるのにプロテインは太ってしまう理由

高たんぱく食では糖新生を起こして脂肪を増やします。

引用:EAA 美肌ダイエット入門

糖新生とは人体の筋肉などのアミノ酸を材料に肝臓で「糖」を作りだすこと。”糖質は悪者”とはいっても血液中に角砂糖1コ分(4g)程度のブドウ糖が必要になる。これは赤血球のようなブドウ糖しかエネルギーにできない器官が存在するからだ。

女性のように筋肉量が少ない場合、プロテインを多飲すると糖新生が過剰となり太ってしまうケースが多いという。

アミノ酸には糖新生を起こしやすい「糖原性アミノ酸(太る原因)」と糖新生を起こしにくい「ケト原性アミノ酸」の2つに分けられるが、EAAの場合圧倒的に「糖原性アミノ酸(太る原因)」が少なく、「ケト原性アミノ酸」が多い。プロテインの場合は真逆の配分のため太りやすい。

EAAは「ケトン値」を上げるのに、プロテインは下がってしまう理由

EAAはアミノ酸ですが、脂質のようにケトン値をあげます。

引用:EAA 美肌ダイエット入門

ケトン体というのは脂肪を原料に生み出されるエネルギー。糖よりも高出力なのがポイントだ。以下に一度説明しておきたい。

ケトン体

ケトン体とは「脂質」を原料に肝臓でつくりだされるエネルギー。

ケトン体がつくられるイラスト

人間のエネルギーは「糖≫脂質≫タンパク質」の順で消費される。つまり糖質制限で体内から糖が枯渇することでケトン体が生成される。

ケトン体のイメージイラスト

ケトン体は人体にとって最もクリーンで、出力の高いスーパー燃料。

糖が細胞内で不完全燃焼を起こす発電効率の悪い燃料に対し、ケトン体は全てが細胞内の発電所「ミトコンドリア」り込まれエネルギー化するスーパー燃料。

炭水化物(米、ラーメンなど)を過食する原因はこうした非効率な発電(糖)を補うためなのだ。逆に脂肪を燃料とした「ケトン体」に切り替わると超効率的なエネルギーとなるため、食事量は自然と減る。

ケトン体には抗がん作用、アンチエイジングのほか、長寿遺伝子(サート3)のスイッチがONになるなど数々の健康効果が認められている。

僕自身、毎朝プロテインを飲んだ後にケトン値を計測すると飲む前よりも下がっていることが気になっていた。前述した「糖新生」にて低下しているのかもしれない。

これについては今後実際に比較、検証していこうと思う。

ケトン体チェッカーの導入については「ケトン体は何日目でMAXになるか?実際に検査器で調べてみた!」を参考に。

EAAは植物由来でつくられる

会社によって違いますが、一番よくあるのは植物から発酵させて作る方法です。

引用:EAA 美肌ダイエット入門

製品によって異なるが、EAAは基本的に植物由来であるというのも驚きだ。日本人は古来より納豆や味噌などの発酵食品よりアミノ酸を摂取していたが、EAAも同様に植物の発酵過程を経て製造されているとのこと。

産婦人系の病気を持っている知人は明らかに低タンパク質食だったのでホエイプロテイン(生乳由来)を進めたところ、病院より乳製品を禁止されていると言っていた。そういう意味ではEAA(植物由来)なら心配することなく飲めるのではないだろうか。気になる方は栄養素に詳しい専門機関にぜひ相談してみて欲しい。

最後に|「EAA 美肌ダイエット入門」の感想

今回はEAA入門についての書籍を紹介してきた。

実際この書籍を読む人はメガビタミン系に興味がある人に限られるのではないだろうか。

EAAと言われても「ハ?」と言われるのがおちだし、馴染みがなさすぎてプロテインでいい、プロテインのほうが安心そう。という意見が返ってきそうだ。

でも糖新生を起こさないというのは結構重要だと思うのだよね。(記事内の「EAAは痩せるのにプロテインは太ってしまう理由」を参照)プロテインを飲んでるのに逆にシミとかシワの原因になるのは悲しいしね。

まぁプロテインをすでに飲んでいるひとは一度は目を通しておくことをオススメするよ。